切花コーナーよりGURIです。
夏は、どうしてもお切花がいたみやすく、持たない。。。
ですよね~~。
でも、持ちが悪くなる原因を取り除けば、問題も解決です!
今回は、「ガーベラの管理方法、長持ちの秘訣」です。
まず、持ちが悪くなる原因とは?
①とにかく、水が悪くなってしまう事。雑菌が繁殖します。
植物が水をすいにくくなります。
②そして、ガーベラのように、表面に毛羽立ちのある茎は
水につけておくと茎が黒くなりやすく、雑菌が繁殖します。これも、
水を吸いにくくする原因。
つまり、、一番の大敵が「雑菌」です。
雑菌が茎から入りすぎると、花のもちが悪くなるということです。
ここまで、読んで、アーーーめんどくさそう、、なんて思いましたか?
でも、これからあげるポイントを守っていただければ、
長く楽しめます!
最初に
「水揚げ処理」をしますが、これは、水をたっぷり植物の中に浸透させる作業のこと。
生産農場で収穫してから、市場を通して、お花屋さんに来るまでに、1滴のお水も与えられない
状態なので、たっぷり、水を与える処理です。
新聞紙にガーベラを包み(きつく巻きます)、茎を切り、深くためた水の中につけておきます。
30分から1時間で終了。
↑ここまでの過程は通常お花屋さんが、やっておきます。
さて、ご家庭での管理のポイントですね
はいはい。
用意するもの
・きれいな花器
・水道水
・漂白剤
・よく切れるカッター(切花用ナイフがあればbest)
もしくは、よく切れるはさみ(切花用だともっといいです)
①よく洗ったきれいな花器に水を花器の底から3cmぐらい入れます。
水の中に漂白剤を1~2滴たらします。
*(大敵の雑菌を繁殖させないため)
②ガーベラの茎をよく切れるカッター(ナイフ)またははさみで斜めに切ります。 *カッター(ナイフ)の場合は削ぐようにさっと。鉛筆をナイフで削るようなかんじで。
切れないはさみ、カッターナイフは切るときに植物の気孔の細胞壁をつぶしてしまい、
水を吸い上げにくい状態になってしまいます。
③切ったらすぐに水の入った花器に入れます。
④直射日光が当たらない、比較的涼しいところに飾ります。
*暖房冷房の風が直接あたらない場所
蒸れ、も痛みの原因です。
この作業を基本とします
あとは、2.3日に一度(夏場はなるべく毎日が良。)水を取り替えます。
そして、2.3日に一度、茎を切り戻します。
これでずいぶん長持ちしますよ。
ガーベラの場合、栄養分を水と一緒に上げる必要がありません。
市販されている延命剤は使わなくても、殺菌効果のある漂白剤だけで十分。
さらに!
夏場は、水の中に氷を2.3個いれて、冷たくしておくのも
植物が喜びます。
ペットボトル水を作り置きして冷蔵庫で冷やしておくのもgoodですね。
*間違って、飲まないようにわかりやすいように保管しましょう、、。
万が一、花がたれ下がって元気なさそうになったら、「水揚げ処理」をしてみてください。
毎日、少しづつ茎を切っていくと、短くなりますね。
短くなったガーベラも
お皿のような、ボールにあしらって、最後まで、楽しめます。
元気の象徴!のようなガーベラの花。
夏ばて気味のあなたに良いエッセンスとなりますように!